PER・PBR・ROEでは分からない「その黒字は本物か」

利益の質スキャン

PER・PBR・ROEは、その利益が本物かどうかを見ていません。

PERは株価が利益の何倍か、PBRは株価が純資産の何倍か、ROEは利益が自己資本の何%か。 どれも分子か分母に「利益」を置いた倍率で、その利益がどうやって作られたかは一度も問いません。割安に見える会社が本当に割安なのか、増益の会社が本当に儲かっているのかは、これらの指標の外側にあります。

黒字なのに営業キャッシュフローがマイナス。売上は5%しか伸びていないのに売掛金が40%増えている。 在庫だけが積み上がっている。いわゆる黒字倒産や自転車操業の手前で、決算書に先に出るのはこちらの数字です。 このツールは、そこだけを4つの危険信号として見ます。

  1. ① 利益とキャッシュの乖離 — その黒字は、実際に入ってきた現金で裏づけられているか
  2. ② 営業キャッシュフロー — 本業を回した結果、現金は増えているか減っているか
  3. ③ 運転資本の異常 — 売上の伸びに対して、売掛金と在庫だけが不自然に膨らんでいないか
  4. ④ 資金繰りの余力 — 現金が細ったとき、借入と自己資本で持ちこたえられるか

生成AIは使っていません。判定はすべて公開された式で決まるので、同じ数字を入れればいつでも同じ答えになります。 式としきい値は「式としきい値」に全部書いてあります。無料・登録不要。

この名前は端末内にだけ残ります。共有リンクにもOGP画像にも載りません (「◯◯社は危ない」という形で判定だけが独り歩きしないようにするためです)。

単位

判定はすべて比率なので、単位そのものは結果に影響しません。 全部の欄を同じ単位でそろえてください(短信の表記のままで大丈夫です)。

格下げはしません。4つの信号をそのまま読みます。

決算書の数字を入れる

単位は 百万円。前期の欄を埋めると、売掛金と在庫の「増え方」まで見られます。

損益計算書のいちばん上。短信なら1ページ目の「売上高」(会社によっては営業収益)。

短信1ページ目の「親会社株主に帰属する当期純利益」。赤字は △ や - を付けて入れてください。

キャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシュ・フロー」の合計行。マイナスもそのまま入れてください。

貸借対照表の「資産合計」。

貸借対照表の「受取手形及び売掛金」。電子記録債権・契約資産があれば足してください。

貸借対照表の「商品及び製品」「仕掛品」「原材料及び貯蔵品」の合計。

資金繰りを見るための2つ(当期のみ・任意)

貸借対照表の「純資産合計」から新株予約権と非支配株主持分を引いた額。おおよそで構いません。

短期借入金・1年内返済予定の長期借入金・社債・長期借入金・リース債務の合計。無借金なら空欄のままで結構です。

計算はブラウザの中だけで行われます。入力した数字はどこにも送信されません。

サンプルで動きを見る

実在の会社ではありません。財務は3か月ごとに動くので、このツールは実在企業の数字を1件も持っていません。

これは相場や業績の予測ではなく、過去の決算数値の整理です。 ここで出しているのは、あなたが入力した決算数値を決められた式に入れた結果だけです。 危険信号が点いても、それは粉飾や倒産の証明ではありません。 営業CFの一時的なマイナスは、設備投資の先行・季節要因・急成長期の運転資本の増加など、 まったく正常な理由でも起きます。逆に、信号がひとつも点かない会社が安全という意味でもありません (このツールは4つの角度しか見ていません)。 危険信号は「決算短信のキャッシュフロー計算書と貸借対照表の該当箇所を自分で読み直す合図」として使ってください。 売買や個別銘柄の推奨ではありません。

あわせて使う